カービックカップリングはCNC旋盤のタレット、工場機械、ロボット、ガスタービン、航空機などの 先端製品に使われる軸継手装置の中核部品です。
歯数6-720T、外径φ50~φ1500の標準化、使用 目的や用途に応じて好きなサイズで製作できる
高級(Chrome Molybdenum)鋼と高度な熱処理 加工によって耐衝撃性、高剛性に優れています。
同一の歯合位置の復元精度±5.0秒(精密級)、90º 分割時、4位置の分割精度±3.0秒(超精密級)を保証する
(株)ディーエルシーは全工程、全品目に対して厳しい品質検査を実施し長期間品質を保証します。
2PCC | 3PCC | ||
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分類 | 型番 | 外径、歯数 | 特徴 | |
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2PCC | M |
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復元精度を重視し70%以上の復元性を有している。小型精密機械分野のタレット及びワーク交換などに使用される。 | |
S |
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最も一般的な形態で、分割精度を要するマシニングセンタの分割テーブル、復元程度を要するNC旋盤、タレットに使用される。優れた互換性を有してパレットチェンジに使用される。 | ||
S |
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大型カービックと呼ぶ。大型マシニングセンタや専用機の分割位置決めに使用される。セット単位の交換が多く片面のみの使用が少ない。 | ||
W |
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異形カービックと呼ぶ。内径寸法を大きくし、クランプシリンダの径を大きくすることができる。 大型タレット用に使用される。 | ||
3PCC | T |
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ピースカービックと呼ぶ。回転時に浮上せず、重量物のワークを回転する場合に使用される。SETの交換が原則であり、互換性が2PCCより落ちる。 |
項目 | 精密 | 超精密 | 説明 | |
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歯の接触 | 全歯の接触量 | 80%以上 | 90%以上 | 基準となるカービックカップリング(検査用ゲージ)に近くかみ合って歯が合う状態をチェックします。 歯の該当する長さは、歯の中央において歯幅の約50%以上が基本です。全歯にかみ合わない歯が連続して2本続かないこと、80%以上歯面に均一な接触が見られるようになります。 |
歯幹の接触量 | 50%以上 | 50%以上 | ||
接触時 | 平面揺れ | 0.02 | 0.01 | 基準のカービックカップリング(検査用ゲージ)に近くかみ合ってダイヤルゲージでRUNOUTの状況をチェックします。 |
外径揺れ | 0.02 | 0.01 | ||
分割精度 | 5'' | 3'' | 4等分の場合、最大累積誤差 | |
組み合わせの厚さ | ±0.10 | ±0.05 | 凹値と凸値がかみ合ったときの付着面間の距離寸法 |
十分な剛性を備えている大きなクランプ力を得ることができるため、重切削用マシニングセンタ分割TABLE、高いトルク伝達用に最適化されているが、 カービックカップリングの大きさによって許容荷重が異なります。
許容切削荷重、許容トルク、クランプ力によって決定するため、上記の計算式の用途に応じて選定してください。